雑記


Aug 23th, 2011

Jink

kaede

楓ちゃんの、どうでもいい映画データベース、略してDMDBのコーナー。

「長かった夏休みももう終わりね。ちゃんと宿題は終わった?」

まぁ、大学生はまだ1ヶ月くらい続くんだけどね。そうか、楓ちゃんたちはもう終わりなんだね。

「えぇ、そうよ。あ~あ、私も早く大学生になって、大学生ライフを満喫したいわね」

楓ちゃんの思い描く大学生ライフがどんなものなのか、非常に気になるところだね。どんな感じのを想像してるの?

「とりあえず夏休みに50本は映画を観たいわね。そんな素晴らしい夏休みを早く過ごしたいわ」

なんとなく解ったよ。やっぱり楓ちゃんは楓ちゃんだね。というわけでも今日もレビューしていこうか?
本日のレビューはこちら、『Ghost Town』。

「邦題は『ゴーストライダーズ』。西部劇風のホラーアクションにしたかったみたいだけど、どうかしら?」

一応配給会社的には、前回と同様にユニバーサルだってことを推してるね。いい加減学習すればいいのに。
じゃ始めるよ。いつものとおり以下にはネタバレが含まれているので、そのつもりでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

まず始まったのは、西部開拓時代らしい風景。ホープ・スプリングスの街は活気に溢れ、多くの人々で賑わっていた。
そんな中マクレディ神父が街を訪れる。彼に与えられた任務はカルト宗教の撲滅という、ワイルドな神父だ。
でも神を信じていない保安官は神父様が気に入らない。それもそのはず。
街に蔓延っていたカルト宗教は、神父が作った訳のわからないアンクの効果で街に入れなくなっていたのだから。

「いきなり予告とは違う感じね。まぁ本編の前日談って感じなんでしょうけど、このテイストで押し通せばいいのに
ただの西部劇で終わるかもしれないけど、どうでもいいものを観るよりはマシだわ」

しかし、その十字架も何者かの手によって引き抜かれてしまう。すると暗雲が立ち込め、街に悪者達が押し寄せる。
馬上から人々に向かって銃を発砲し、町の人々を殺害していくカルト集団。
保安官はそのリーダー、ハランドに決闘を挑むがあっさりと返り討ちに遭い殉職してしまう。
更に神父の元へ向かい、銃を突きつけるハランド。
神父は「お前の黒魔術では不老不死は手に入らない」と言い残し、撃たれてしまう。
そして誰もいなくなった街の中、ハランドたちは互いに銃を向け合い、発砲。銃の軌跡は五芒星を描くのだった

「意味が解らないでしょ?観てる私にも解らないんだもの、当然よ。
とりあえずハランドの言う不老不死は、死んだ後に訪れるタイプの物だってことが辛うじて解るくらいよ。
多分、この後説明が入るんじゃないかしら?」

時は流れ現代。
ディベート部とホッケー部の高校生たち15人くらいを乗せ、ハイウェイを走っていたはずのバスが突然道を外れてしまう
仕方なくそのまま進むも、彼らがたどり着いたのは現代のホープ・スプリングス。
携帯電話を使おうとするも、全員の携帯電話の電池が切れているという異常事態に。
仕方なくコーチと教授のふたりが生徒たちに動かないように指示を出してから、電話を探しに向かう。
だが明らかに頭の悪そうな高校生たちは、10秒前の教師の言葉を忘れ各々で行動を開始。
まずターゲットとなったのは、倉庫でラブちゅっちゅしようとしていたカップルだった。

「設定に無理があるとか、そういう事はもう突っ込まないわ。
とりあえず、この高校生たちがお馬鹿すぎて感情移入しようがないってことが一番の問題よ。観ててイライラするタイプね」

亡霊に襲われ悲鳴を上げる女生徒。その悲鳴を聞き、生徒が駆けつけるもすでにふたりの姿はいない。
いたずらだと決めつけた生徒たちは、他の場所を探そうとせず広場へ戻る。
すると電話を探しに行っていた教師ふたりが戻ってくるが、芳しい成果は上がらない。
そこでコーチと教授のふたりが8キロほど離れたガソリンスタンドを目指し街を後にすることに。
残されたのは大学院生のマッケンジーとバスの運転手、そして高校生だけだった。

「男ふたりでガソリンスタンドに向かうわけだけど、明らかに『早く退場したい』って感じだったのが面白かったわね。
ま、当然の反応でしょうけど」

酒場に残された生徒。この中では、割とまともそうなクロエとカールのふたりが電話を探し酒場の二階を探索。
ある部屋に入ったふたりは、そこで「Leave or Die」という血文字が突然出現するのを目の当たりにする
その頃、助けを呼びに行くはずだった教授たちはまだ町の中にいて、街中を探索していた
だが当然のように亡霊が出現し、コーチは生き埋め、教授は首吊りに。
さらにバスの運転手も亡霊に焼き殺されてしまう。
そしてしばらくすると、生徒たちが首吊りになっている教授の姿を発見するのだった。

「早速退場という願いが叶ったわね。よかったんじゃない?たった30分くらいで映画から逃げ出せて。
私だったら30分も出ていたくないけどね」

ようやく自分たちが置かれた状況を理解した一同は、とりあえず分散して街中を探索することに。
そこで見つけたのは自分たちと同じように迷い込んだ人間がいて、彼らもまた殺されたこと。
それは13年毎に訪れる、13日の金曜日であること。
マクレディ神父がハランドたちを封じ込めるため、5つのシンボルを町の何処かに建てたこと。
そしてそのうちのひとつが引き抜かれ、どこかに隠されたこと。
やがて夜が訪れ、惨劇が始まるのだった。

「やっぱりこの高校生たちはおバカぞろいね。
幽霊と『コンタクトした』って喜ぶ理系オタクに、まともだと思ってたけどソッチ系の人だったクロエ
更には酒場でお酒をひたすら煽るマッケンジー。どうやっても感情移入はできそうにないわね。
というかあと30分もないのに、半分以上の生徒が残ってるってどういう事よ?」

次々と仲間を失うカールたちの前に、ついにハランド一味が揃って姿を現す。
探索中に手に入れた銃で応戦するも、霊たちにそんなモノが効くはずもなく、とりあえず建物に逃げこむ
そこでクロエは、引き抜かれた最後のシンボルを探し正しい場所に戻すしかない、と進言し最後のシンボルを探すことに。
何故か銀行の金庫にソレがあることを決めつけ、メンバーはひたすら銀行を目指す。
この10分で残り4人まで減ったメンバーは何とかシンボルを発見も次なる問題は、どこにそれを設置するのかだった。

「どうして銀行の金庫だって決めつけたのかしら?
『スチール製の金庫なら霊たちが入ってこれない』って最もらしいようで理由になってないことを言ってたけど、ねぇ?
というか、それだけの理由でよく銀行に向かう気になれたわね」

候補地はふたつ。とりあえずは近い方の候補地へ向かうカールとクロエだが、見事に外れ。
そして何とか霊たちの攻撃を振り切りながら、教会裏の墓地へ向かう。
そこであっさりとシンボルを立てるべき場所を発見するクロエだったが、そうはさせないとハランドが登場
ここまで手早い仕事に定評があったハランドだったが、クロエを助けようとしたカールを何故かいたぶり始める
それがいけなかったのか、同じく霊となったマクレディが登場し、ハランドと一騎打ちを始める
その間にクロエはシンボルを立てることに成功。するとシンボルは激しく発光し、5つのシンボルが光で結びつく。
光が五芒星を描くと、ハランドたちは消滅。カールたちは何も無い平野に佇んでいた。
そして生き残った3人は街を目指して歩き始める。彼らの背後では、立てたはずのシンボルが炎に包まれるのだった

「面白かったわね。何が面白いって、必死にシンボルを立てているクロエを、ハランドの部下が手を出さなかったことよ」

うん。部下たちは棒立ちだったね。
百歩譲って、一騎打ちしてるボスに手を出さないっていうのは解るけど、どうしてクロエに手を出さないのかは謎だね。

本人たちも早くこの映画から抜け出したかったんじゃない?だってそうじゃなきゃ、普通止めるでしょ?
止めないと自分たちが消えちゃうんだから、それこそ死に物狂いで」

そうかもね。そういえば、結局ハランドの不老不死の話は一回も出てこなかったけど、楓ちゃんの説で正しいのかな?

「知らないわよ。こうなると正直どっちでもいいんだけどね。
あ、ハランドって言えば、どこかで見覚えがあると思ったんだけど、『ザ・スネーク』で敵役だった人なのね」

うん。あの映画でも同じように西部劇風の敵役だったね。服装も似てたけど、まさか、ねぇ?

「考えすぎでしょ?いくらなんでも、それはないわ。もしそうだったとしたら、アレだけど」

てなわけで、今回はここまで。また次回お会いしましょう。お相手はJinkと、

「鷺嶋楓でした、ごきげんよう」

 

「正直な話、やっぱり西部劇に終始すべき映画だったわね。だってそうじゃなきゃ、西部劇風にした意味が無いもの」

 

今回の名シーン(?)

Review Review

"Ghost Town" is owned by Unified Film Organization

Aug 17th, 2011

Jink

kaede

楓ちゃんの、どうでもいい映画データベース、略してDMDBのコーナー。

「暑い、毎日暑いわ。どうして日本の夏は、こう極端なのかしら?」

ほんとうに暑いよね。だって、この前参加したコミケも相当だったよ。一瞬、あっちに逝ったかと思ったくらいだもん。

「もしそうなってくれたら、非常にありがたいけどね。アンタの顔を見なくてもせいせいするし」

またまた、そんな事言っちゃって。多分そうなったら、「どうして逝っちゃうのよぉ、バカぁ」くらい、
解ったよ。解ったから、ね。そのかなり厚めの辞書をゆっくりと降ろそうね。

「誰の声真似のつもりだったrか知らないけど、今度したらこれが飛んでくからそのつもりでいなさいよ」

おぁ、怖。あ、いや、楓ちゃんは今日も美人だね、あははは。と、というわけでも今日もレビューしていこうか?
本日のレビューはこちら、『Annihilation Earth』。

「邦題は『ハルマゲドン』。『アルマゲドン』に近づけたかったみたいで、隕石みたいなものが落下してるパッケージが目印よ。
観てみれば解かるけど、一応そのシーンが無かったわけじゃないのが悔しいわね」

一応これもユニバーサル映画ということになってるね。ま、ユニバーサル映画と言っても、ねぇ?
じゃ始めるよ。いつものとおり以下にはネタバレが含まれているので、そのつもりでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

どこかの砂漠を妙な防護服を着て歩いている4人組。彼らの前に出現したのは、廃墟となった大都市だった。
そして彼らの記憶は48時間前に。そこでは何かの発表会が行われようとしている。
化石燃料の枯渇問題解決のため、2010から始まった「EVE プロジェクト」が成功してから半世紀が経過した。
これまではその技術でエネルギーを得ていたのは欧州に限られていたが、ようやく全世界への普及に踏み切った。
ただし、石油という莫大な力を持つアラブ世界を除いて
「EVE プロジェクト」とは、要するにLHC(大型粒子加速器)を使って半永久的にエネルギーを得るというものだった。

「 素粒子同士をぶつけてエネルギーを得るらしいけど、この手の映画の場合、導き出されるものはただひとつよね?
最初の文字はブで最後の文字はルのアレ、よ」

だがこういった話には裏があるもので、責任者のパクストンが好きなモノはズバリお金
技術を提供することで得られる莫大な資金を得ようというのだ。そのため、資金を持っているアラブ人が大嫌いな様子。
そんな彼女に深い嫌悪感を示すのは生粋の科学者、デイヴィッド。
パクストンの思惑が気に入らない上、友人のラージャがフランスの施設に不正アクセスをしたと言われて更に機嫌が悪い
そんな折、発表会を終えたデイヴィッドに怪しげな男が近づく。
彼はデイヴィッドに握手を求めると、彼に更なる技術の発展を願い、その場を後にする。
しかしデイヴィッドが視界から消えた途端、手の甲に付けていた薄い何かを剥ぎ取る。
そして画面には、「地球崩壊まであと86時間」という文字が踊るのだった

「早速敵さんの登場みたいね。それはいいんだけど、どうして護衛のひとりもつけずにこの人は歩いてるの?
だって科学者ってことは、プロジェクトの一番の功績者なんでしょ?
どこかのスパイに狙われるとかそういう展開は思いつかなかったの?」

翌日、何事もなかったかのようにラージャがデイヴィッドの家を訪れる
当然デイヴィッドが事件のことを尋ねるが、ラージャは何もしていないと譲ろうとしない。
要するにラージャはアラブ系で、典型的な欧州系のパクストンが気に入らないだけのようだ。
それでパクストンがプロジェクトを兵器転用しないかを危惧するラージャ。
その頃フランスの実験施設に、発表会でデイヴィッドに出会った男が侵入し、なにか工作をするのだった。

「よかったわね、ラージャ。少なくともパクストンは、兵器転用しないみたいよ。
だってそういう悪巧みは全部、この男の仕業みたいだから」

その夜、「地球崩壊まであと80時間」というテロップが流れると、先程の男が複数の男を連れ、パリの街を見下ろしていた。
双眼鏡で夜景を眺める男。だが突然何かが爆発すると、一瞬にしてパリの街を廃墟へと変えてしまうウェーブが発生。
原因はフランスのLHCの暴走。これにより、3000万人以上の人々が犠牲になったというのだ。
当然困るのはパクストン。自分の責任にされたくないと、デイヴィッドに全ての責任を押し付ける準備を始める
一方自責の念に押しつぶされそうになるデイヴィッドだが、部下たちの前では気丈に振舞うと原因究明を急ぐ。
その後、ラージャと密会したデイヴィッドは彼が当局により、第一容疑者として追われていることを告げられる。
逃げるという親友を信じ、デイヴィッドはその背中を押してやるのだった。

「早速来たわね。まぁ、パリの街を呑みこんでいくCGはそこそこの出来だったわ。
単にロングだから、酷くは見えなかっただけかもしれないけどね」

ジュネーブのLHC前。そこにいたのはパクストン。LHCが発する光をなんとも言えない表情で見ていた
そこにタイミング悪く戻ってきたデイヴィッド。すると彼女はラージャがテロリストと出会っていた写真を見せる。
当然デイヴィッドは親友がやったハズはないとパクストンに伝え、翌日に現地に入ることを告げる。
その頃、ラージャはアビニョン駅にいたが警察に追われていた。
しかしその時、またもや天変地異が発生し、ラージャは何とか危機を脱することに成功。
だが天変地異はヨーロッパだけではなく、世界各地で起こっているのだった。

LHCの前で光を見つめるパクストンの姿は、まさに悪役そのものね。貫禄がありすぎて、逆に怖かったわよ。
この人がボスじゃなかったら、ある意味肩透かしよね」

少しして、警察から何とか逃げ切ることに成功したラージャからデイヴィッドに連絡が入る。
ラージャは、世界の天変地異が起きた場所とLHCが稼動している場所を比較するように言う。
結果が表示された画面を見て驚くデイヴィッド。なぜならそれらの場所はほぼ一致したからだ。
だが、中東のバーレーンだけはおかしいことに気づく。そこで今度はプレートを合わせてみろというラージャ。
するとバーレーンの下に、フランスから続くプレートが存在したのだ。
そのプレートを伝って、衝撃がバーレーンまで届いたと推測するラージャ。
しかしデイヴィッドは懐疑的な意見を述べる。フランスで事件が発生した直後でなければ、衝撃波は伝わらない、と。
そこでラージャは何者かが「破滅の方程式」を使おうとしている可能性を示唆するのだった。

「『破滅の方程式』って何なのよ?まぁ、いいわ。そのうち説明されるでしょうから。
で、世界各地で天変地異が起こったって言ったけど、日本もそうよ
これがどこかなのかは誰かに調べてもらうとして、酷い合成ね。手前と奥で違いすぎでしょ?主に素材が」

「地球崩壊まで64時間」となり、デイヴィッドは出発準備を整えていた。
同じく現地に向かう3人に心構えを説いている最中に、パクストンからの連絡が入る。
当然前日の通話の内容を聞いてたパクストンは、「破滅の方程式」について尋ねる。
出演者も解っていないような専門用語が飛び交う中、解ったのはただひとつ。
それがLHCに隠された謎のコードで、起動したが最後地球が消滅するということ。
かくして、現地に向かうデイヴィッドに更なる任務が追加されるのだった。

「すぐに説明されたわね。でも、正直全く解らなかったわ。
小難しい専門用語を使えば格好良く見えると思ったんでしょうけど、真逆の効果だったわね。
出演者たちも明らかに解ってなかったっぽいし、別に構わないけど」

結局現場に赴く心構えを説く前にヘリで現場に到着してしまったデイヴィッドたち。
だが、何が起こったのか解らないままヘリは制御不能となり、なんとか不時着。
冒頭で着ていた防護服に身を包み、間一髪爆発するヘリからの脱出に成功する4人。
そして冒頭のシーンへ繋がり、4人の前に再び廃墟となったパリが出現する。
原因を究明するため街へ向かう4人だが、デイヴィッドは妻に連絡しジュネーブを離れるように指示を出す。
それから調査を続ける4人の前に、1台の車が出現するのだった。

何でデイヴィッドは、自分だけ妻に連絡を取ったのかしら?
他のメンバーがみんな天涯孤独って言うなら解るけど、そんなに都合がいいわけないわね。リーダー特権ってやつかしらね?」

その頃、スペイン国境付近で立ち往生していたラージャの元にあの男が近づく。
ここでようやく男が自己紹介。男の名前はアジズ。途中で名前が出てきたテロリストだ。
ラージャはアジズが「破滅の方程式」を発動したことを感じ取り、警戒心を示す。
だが圧倒的な威圧感の前に抵抗することも出来ず、お兄さん方とともにバルセロナへ向かうことに。
その頃デイヴィッドたちは迎えに来た車に乗り込み、「破滅の方程式」の具体的な内容を聞いていた。
「破滅の方程式」が導く解は、何とブラックホールだというのだ。

「ほらね、最初の文字はブで最後の文字はルのアレでしょ?これじゃなきゃ、『天使と悪魔』的な何かよ。
というか原因が解ってるなら、さっさと解決に向かえばいいのに。それをしに来たんじゃないの?この人達って」

デイヴィッドたちを乗せた車は、多くの負傷者を発見する。
それを見てデイヴィッドの自責の念が再び蘇ってしまったらしい。
「ジュネーブに帰らないと」という、部下の至極真っ当な意見を無視し救助に励む一同。
やがて夜が訪れ、デイヴィッドたちが空を見上げると、そこには何故かオーロラが。
デイヴィッドが言うには、地球上の磁場が不安定になっているらしい。
それを証明するように、無数の人工衛星が地球に向かって落下を開始
そのうちのひとつがデイヴィッドたちの直ぐ近くに衝突するも、なんとか難を逃れるのだった。

「なんだか20~30メートル位のところに人工衛星が落ちたけど、よく無事だったわね。
流石ハリウッド風爆発アクション。これさえマスター出来れば、どんな爆発でも大丈夫ってことかしら?

降り注ぐ人工衛星から逃げるため、建物の中に逃げこむという前衛的な方法を採るデイヴィッドたち
勿論衛星も空気を読み、デイヴィッドたちの建物には落ちてこない。
そこでデイヴィッドは衛星が落下する原因がLHCにあるという説明をする。
と、その時デイヴィッドの部下のひとり、至極真っ当なことを言ったメイソンが泣いている子供の声を聞きつける
追いかけてきたデイヴィッドに子供を託し、怪我をしている母を救出しようとするも、当然衛星が直撃してしまう。
やがて女性二人も駆けつけるが、メイソンが入っていった家は炎上しているのだった。

「これ以上ないくらいお約束な展開ね。『子どもの声がした』→『子供たちを早く』→『俺は母親を助ける』
あまりにお約束に忠実すぎて、涙が出てきそうだわ」

その頃のバルセロナ。ラージャはアジズに怒りをぶつけるが、アジズはすでにどこかイッてしまっているらしい。
アジズが求めるのは、アラブ人の地位向上。そのためには石油エネルギーが再び力を取り戻すしかないと考えているらしい。
そんな彼が求めているのは、ラージャの頭の中にあるLHCの更なる情報。
そのためには、どんなにラージャがどんなに反抗しても殺せないのだ。
一方車でなんとかジュネーブまで戻ってきたデイヴィッドは、部下に山へ避難するように命じ、自分は自宅へ。
だがその自宅で、パクストンの部下に拘束されてしまう。
これはチャンスとデイヴィッドはLHCの停止を進言するが、電気を停止させるわけにはいかないとパクストンは反対
しかし真摯に訴えるデイヴィッドに心を動かされたのか、すぐに再稼働できるなら、という条件で許可するのだった。

「やっぱりこの人が一番の悪者ね。
これだけキャラが立ってるんだから、この人を上手く使えばそれだけで話が面白くなったと思うんだけど。ま、無理でしょうね」

その頃、車で山に向かおうとしていた女性の部下ふたりと兵士のふたりは、この上なく無意味な銃撃戦を展開
結果として残ったのは女性ふたりだけ。それは置いておいて、「地球崩壊まで3時間」らしい。
テロップが流れると、同時にスペインのLHC研究所をアジズたちが強襲。
研究員を殺害すると、「破滅の方程式」のコードを入力するよう、ラージャを脅迫。
だが、ラージャも鋼の精神力でそれを拒否。そんなことをしていると、ついに「地球崩壊まで1時間」になってしまうのだった。

本当に無意味な銃撃戦だったわね。車が欲しい野盗と銃撃戦するだけだもの。
明らかな尺稼ぎにしか見えなかったわね。これでこのシーンに意味があったら驚きだわ」

ジュネーブの研究所に戻り、妻や子供と再開を果たすデイヴィッド。だがもう時間はない。
LHCが作る磁場が宇宙ステーションにまで影響を及ぼし、墜落させ始めたのだ。
あまりの事態に、ようやく自分が何をしでかしたことを理解したのか、パクストンが焦り始める
だがデイヴィッドが出した答えは、LHCを止めることだった。それを聞いたパクストンは明らかに嫌そうな顔を見せる。
一方バルセロナではアジズがコードを聞き出そうとあの手この手を使うが、ラージャは一向に教えない。
キレたアジズが発砲するが、ラージャの気迫はそれを上回っており、ついにはアジズを倒す。
そしてラージャは何とかジュネーブのデイビッドに通信を繋げるのだった。

「アジズの説得シーンだけど、最早意味が解らなかったわね。自分の武勇伝を語り始めるんだから。
そりゃ悪人の武勇伝を聞いたところで、誰も協力する訳ないわね」

ラージャの通信を受信したデイヴィッド。そこでラージャが伝えたのはLHCを停止してはいけないということだった。
だが、そこで反論するのはラージャの事が大嫌いなパクストン
一旦デイヴィッドに席を外させると、「彼は3000万人を殺したテロリストかもしれないのよ」と、
自分の言葉が60億人を殺害する可能性を排除し、洗脳を開始

それは効果抜群だったようで、ラージャの訴えを心から信じることが出来ないデイヴィッド
そんな彼の姿を見て勝利を確信したパクストンは強引に通信を遮断し、判断をデイヴィッドに仰ぐ。
3分間に渡る壮大な苦悩の果て、デイヴィッドが選んだのはLHCの停止。
停止コードを入力し、20秒後に訪れる結果を待つ一同。
そして20秒後、LHCが停止すると同時にブラックホールが発生し、地球は木っ端微塵に砕け散るのだった。

「最高に後味の悪いバッドエンドね。というか予想通り、最後に立ちはだかったのはパクストンだったわね」

そうだね。この人本当にラージャのことが大嫌いなんだろうね。
ラージャがLHCを動かせって言った途端、「止めなさい」だもん。自分の主張ってものが全くないんだね。

「ある意味悪者というか、嫌われ者としての立場は明白だったけどね。
映画によくいる、『コイツがいなきゃ話がスムーズに進むんじゃない?』っていうキャラの典型みたいなものよ」

あと個人的に疑問に思ったのは、どうしてブラックホールが発生したはずの地球が木っ端微塵になったのか、だね。
ブラックホールだから、超高圧力で圧縮されると思うんだけど。

「私も専門家じゃないから解らないわ。誰か分かる人が教えてくれればいいんだけど。
私たちの推測と、この映画、どっちが正しいのかをね」

負けたら負けたで嫌だけど、勝っても虚しさが残る勝負だね、ソレ。

「まぁ、正直どっちでもいいんだけど。ハッキリさせたいところね。というわけで解る方、よろしくお願いします。」

てなわけで、今回はここまで。また次回お会いしましょう。お相手はJinkと、

「鷺嶋楓でした、ごきげんよう」

 

「正直な話、最悪な終わり方の映画ね。途中のシーンをいくつか変えれば面白くなったかもしれないけどね」

 

今回の名シーン(?)

Review

"Annihilation Earth" is owned by FATE PRODUCTIONS

Aug 9th, 2011

Jink

kaede

楓ちゃんの、どうでもいい映画データベース、略してDMDBのコーナー。

「涼しいと思ってたけど、やっぱり暑くなってきたわね」

でも、やっぱりこの時期になると熱くなるよね。甲子園とかさ。

「そうね。ウチは女子高だから直接は関係ないけど、同世代が全国の舞台で頑張っているのを見ると応援したくなるわ」

つい見ちゃうんだよね。でも、勉強を疎かにしちゃだめだよ。

「それはアンタでしょうが。私はアンタを反面教師にする予定だから、全く問題ないわよ。心配しなくてもね」

と、楓ちゃんの意気込みを聞いたところで今日もレビューといきましょうかね。
本日のレビューはこちら、『S.S. Doomtrooper』。

「邦題は『サイボーグ・ソルジャー』。アルバトロス傘下の会社、ネクシーズの記念すべき最初の配給作品ね。
どうしてこれを選んだのか、甚だ疑問だけど」

制作会社は天下のユニバーサル、の子会社のThe Sci Fi Channel。最近では『Sharktopus』で名前が出てたね。
じゃ始めるよ。いつものとおり以下にはネタバレが含まれているので、そのつもりでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

ナチスの旗をでかでかと掲げた秘密基地と言う名の研究所に、ラインハルト中尉が訪れる。
どうやらここでは遺伝子改造か何かをすることで、最強の兵士を創り上げようとしているようだ。
そこでラインハルトの部下のひとりを実験台にすることに。
安っぽいCGの稲妻が10秒ほど照射されると、兵士の身体が一気に変化していく
人ではない何かに変わってしまったその兵士は、大きな咆哮を上げるのだった。

日本語のホームページに秘密基地って書いてあるのよね。
ナチスの旗がいくつも掲げられてるのに、どこが秘密なのよ?とりあえず、中身を適当にしか観ていないことが明白ね」

所変わって、アメリカの基地。マロイ大尉のもとにイギリスの諜報部員が訪れる。
マロイは諜報部員からナチスがフランスの秘密基地で原爆を開発していることを聞かされる。
更に、ナチスは原爆に留まらずそれを使った別のプロジェクトまで行っているという。
そこでマロイ率いる特殊作戦部隊にお鉢が回ってきたというわけだ。
だがマロイのチームは基地の中でもかなりの問題児、というか犯罪者たちの集まりだった。
爆弾が大好きのティガー、狙撃が得意なパパダキス、車両窃盗のスペシャリストであるルイス、喧嘩早いポーター、
英国王室の末裔にして変装の達人ジョーンズ、そして優れた軍人であるジョンソン。
彼らの恩赦を賭けて、チームは作戦を開始するのだった。

一応、ひとりひとりにキャラ付けがあるみたいね。まぁ、どこまで反映されるのか疑問ではあるけど。
脚本家が覚えてるのか、心の底から心配するわ」

作戦を開始するチームだったが降下予定時刻に遅れ、敵の戦闘機に発見されてしまう。
戦闘機の攻撃を受け空挺は操縦不能に陥り、仕方なく降下をするチーム。
だがポーター、ジョンソン、パパダキスの3人と早々にはぐれてしまう。
待っていても仕方ないと、目的地に向かうことにするマロイたち。
しかし彼らが研究所に向かおうとしているという情報は、ラインハルトの元に届けられていた。
倫理観からか例の改造兵士を使いたくないというラインハルトだったが、結局やつをマロイたちに差し向けるのだった。

「哨戒に来たドイツ軍の装甲車がフルCGだったのは面白かったわ。乗ってる人間までCGで再現してたものね。
いつも思うけど、努力くらいしたらどうなのよ」

翌日、はぐれてしまった方のジョンソンとパパダキスは難民キャンプに訪れる。
そこで歓迎されるふたりだったが、直後謎の悲鳴が上がりそちらに向かうことに。
ふたりがそこで見たものは、廊下を闊歩する巨大な何かだった。
逃げながら攻撃するふたりだが、梯子で上に逃げようとしたジョンソンが真っ先に出番終了。
パパダキスもピンチに陥るが、その時マロイたちが合流しなんとか逃げ切ることに成功したのだった。

優秀な軍人であるジョンソンが早速脱落したわね。
しかも敵前逃亡とか、軍人にあるまじき行動だと思うんだけどどうなのかしら?
怪物の感想?そんなの、見れば解るでしょ!」

素晴らしい戦果を上げた怪物兵士だったが、お約束通りコントロールが効かなくなってしまったらしい。
迎えに来たはずのドイツ軍を腕から放出する電流や、手に装着したガトリングガンで蹴散らしていく。
一方、マロイ隊はフランスのレジスタンスと遭遇しリーダーの女性、マリエットと知り合う。
そしてマリエットたちが怪物と1年近く戦っていると言い、怪物の恐ろしさを知らされる。
フランス人とアメリカ人の相性は最悪であるものの、マロイの熱い言葉で一致団結するメンバーたち。
とりあえずは、近くにあると言うドイツ軍の弾薬庫に向かうことにするのだった。

何で怪物が人間を握っただけで電流が流れるのよ?
アレだけ大きいからガトリングガンを片手で扱えるのは解らないでもないけど、それはおかしいでしょ?
納得のいく説明が欲しいところだわ」

とりあえず弾薬庫に向かうにせよ何にせよ、その前に怪物を何とかしなければならない。
その作戦を話し合っている最中に、突然怪物がドアをぶち破って侵入。
すかさず交戦を開始するも、分厚い筋肉の塊に銃弾が阻まれてダメージを与えることが出来ない。
仕方なく撤退するハメになるが、そこでパパダキスとルイスが逃げ遅れてしまう。
それを援護すべく、無謀にもポーターが肉弾戦を挑む
不意打ちだったせいか顎への一撃で一瞬ダメージを与えたものの、すぐに逆襲を受け帰らぬ人に。
その後なんとか怪物をやり過ごすことに成功した、マロイたちは翌日の弾薬庫襲撃に備えるのだった。

「ジョンソンに続いてポーターが脱落したわ。何も出来なかったジョンソンと違って、一応見せ場はあったわね。
それにしても銃弾の上に、手榴弾まで喰らっても怪我しない怪物にダメージを与えたのはすごいわね。
彼の拳はどれだけの威力があるのかしら?」

その頃、研究所ではラインハルトが責任者のウルマン博士に研究を中止するよう指示していた。
当然ウルマンは認めず、逆上してラインハルトを射殺すると、改造兵士増産計画を開始する。
翌日、哨戒にやって来たドイツの戦車をチームプレイで奪取するマロイたち。
しかしそこに怪物が襲来。なんとか戦車砲で撃退し、そのまま弾薬庫に向かう一同。
ジョーンズのクサイ芝居でドイツ兵を誤魔化しつつ弾薬庫を強襲。あっさりと弾薬庫の確保に成功する。
そして怪物を弾薬庫におびき寄せ爆破するために、マロイとマリエットが囮になるのだった。

このシーンでようやく設定通りの活躍があったわけね
一応脚本家は憶えてたみたいだけど、どうせなら他のふたりもこれくらい見せ場が欲しかったわ。そのための設定なんだから」

橋の下で自然治癒能力を発揮していた怪物だったが、まんまとふたりに誘き寄せられてしまうと弾薬庫の中へ。
脱出したマロイたちが合流するのを待ってから爆破。武器庫は大爆発を起こし、まるでエンディングのような感じに
しかし簡単に終わるわけもなく、マロイたちが離れてしばらくすると怪物は再出現
一方のマロイたちは、当初の目的を果たすべく研究所へ向かうのだった。

多分、ここで一番お金を使ったんでしょうね。だって、爆破のシーンはCGじゃなかったみたいだから。
こんなところに力を入れるくらいなら、別にやることがあるでしょ?それとも何も思いつかなかったのかしら?」

ドイツ兵との狙撃合戦でパパダキスが脱落するものの、なんとか基地に潜入するマロイたち。
だがドイツ将校に見つかり絶体絶命となるも、ジョーンズの決死の陽動作戦により難を逃れる。
そしてティガーが爆弾を設置していると、再びドイツ兵に発見されてしまう。
逃げろというマロイの指示に、「必ず逃げる」と爆弾の設置をやめようとしないティガー。
やがて爆弾の準備が完了すると、ティガーは逃げること無く爆炎に飲み込まれるのだった。

「思ったんだけどこの映画って、怪物云々がなければそこそこいけるんじゃない?
戦闘シーンは悪くないし、このあたりのストーリーも戦争モノの基本に忠実なんだから」

多くの犠牲を払いながら、怪物製造室まで辿り着いたマロイたち。
これ以上の怪物の製造を抑えるため、ルイスが施設をオーバーヒートさせることを提案する。
すぐに作業にとりかかるルイスだったが、そこでウルマンの銃弾を浴びてしまう。
撃たれながらもルイスは配線を完了し、オーバーヒート直前まで電圧を上げるがそこで生き絶えてしまう。
そこに怪物が出現し、マロイが応戦するもピンチに。だがマロイはルイスの言葉を思い出し、電流を怪物に押し当てる
すると怪物は白く発光し、まるで氷の像のようにぼろぼろと崩れ落ちていく
同時に施設のオーバーヒートが始まり、いつ爆発してもおかしくない状況となってしまう。
マロイはマリエットを連れ、急いで外ヘ逃げ出すのだった。

今までの良かったところを一瞬で台無しにするシーンね。
マロイと怪物の戦闘シーンだけど、怪物はこれまで掴んだ相手を問答無用で感電死させてたのよ。
それなのにマロイの時は掴んだ後放り投げたわ。どういうことなの?
それに怪物の最期もどうなのよ?電気を当てたらいきなり崩れだしたのよ。ここまで引っ張ったんだからどうにかしなさよね」

逃げ出したマロイたちだったが、すぐにドイツ兵の追っ手が現れる。
そのピンチを救ったのは、死んだとばかり思っていたティガーだった。
ティガーの援護を受けながら、マロイたちは研究所を脱出。当然脱出と同時に研究所は爆発しミッションコンプリート。
後日、休暇をもらったマロイたちは二度とこんな任務はゴメンだと、ルイス直伝の技で軍の車を盗み出し走り去るのだった。

「うん、やっぱり最後のバトルがこの上なく不要だったわね。改造兵士さえいなければ、まだどうにかなったと思うわ」

でも本人たちはただの戦争映画じゃ納得しなかったんだろうね。それにしてもこの結果はアレだけどね。

「だいたい、どこがサイボーグなのよ。遺伝子操作だか放射線だかの影響で兵士は改造されたんでしょ?
どこにサイボーグの要素があったのよ?」

その辺は日本のWikipediaにも書いてあるね。というか、このレベルの映画がWikiに書いてあることが驚きだけど。

「誰か物好きがいたんじゃないの?それかウルマン役の俳優さん繋がりとか」

ウルマン役の俳優さん、ベン・クロスは『Chariots of Fire(邦題:炎のランナー)』で有名な俳優だからね。

「どうしてそんな人がここにいるのか聞きたいくらいね。心の底からそう思うわ」

というわけで、今回はここまで。また次回お会いしましょう。お相手はJinkと、

「鷺嶋楓でした、ごきげんよう」

 

「正直な話、改造兵士さえいなければ普通の戦争映画だったと思うわ。どうせこうなるなら無駄なことしなければいいのにね」

 

今回の名シーン(?)

Review 

"S.S. Doomtrooper" is owned by The Sci Fi Channel

Aug 2nd, 2011

Jink

kaede

楓ちゃんの、どうでもいい映画データベース、略してDMDBのコーナー。

「早いものでもう8月ね。今のところ涼しくて過ごしやすいのが救いかしら」

そうだね。なんだか今年は涼しくて本当にいいね。おかげでクーラーもあんまり使わないし。

「エコがどうとか言うわけじゃないけど、やっぱり自然の風の方が人に優しいものね。ウチでもあんまり使ってないわ」

やっぱりそうだよね。俺としては昨日新しいクーラーが来たから使いたいところだけど、あんまり暑くないからね。

「ま、これから出番もあると思うわ。その時に取っておきなさい」

じゃあ今日も早速映画をレビューしようか?今日レビューするのはコレ、『Stinger』

「この映画の邦題は『ディープポセイドン』。潜水艦の中で蠍と戦うっていう、意味の解らない映画よ。
どうすればその発想に至ったのかしら?」

配給はご存知アルバトロス。それでも年に2,3本はいい映画を配給するから解らないね。
じゃ始めるよ。いつものとおり以下にはネタバレが含まれているので、そのつもりでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

3ヶ月前、原子力潜水艦ニューアークの中で謎の事件が発生した。ニューアークが予定航路を外れ、失踪してしまったのだ。
そして現在、とある海軍基地のスタッフがニューアークを発見。政府にその貨物の回収を命じられる。
どうやら何か重要なものであるらしく、回収後はニューアークを爆破してしまうらしい
貨物の責任者であるカーリー博士と海軍兵士たちは、救助潜水艦に乗り込みニューアークを目指すのだった。

謎の事件とはいっても、いきなり蠍が出てくるのよね。当然CGだけど。
あんまりいい出来とは言えないけど、一応観ていられるレベルではあるわ。これからどうなるのかは、解らないけど」

特に何の問題もなく、ニューアークとのドッキングに成功する救助潜水艦。
だがハッチを開けると、すぐさま異常を感じ取る。腐敗した死体の匂いがメンバーを襲ったのだ。
艦内で、間違いなく何かが起こったことを感じながら、注意深くニューアークに潜入する軍人たち。
先行したふたりが惨殺された乗込員の死体を発見している最中、叫び声が上がる。
その叫び声の上がった方にふたりは向かうが、既に誰もいない。
やがてふたりが去った後、血まみれの手が物陰から姿を見せるのだった

「ここで蠍がもう一度登場するわけだけど、今度はライトに照らされた姿よ。
さっきより鮮明に見えた分、残念な感じになってたわ。一応メインじゃないの?この蠍って。
どうして真面目にやろうとしないのかしら」

兵士たちは、カーリーに話を聞こうとするが彼女は知らぬ存ぜぬを繰り返す。
しかし、そんなことをしている場合でもないため、まずはニューアークの空調と照明を復活させることに。
その役目を担ったのは、オタクっぽい科学者のラズロと兵士のトム。
あっさりと配電室にたどり着き、配電盤を叩くというArmageddonスタイルで見事復活させるふたり
その時、ふたりの背後に怪しい影が。トムは当然それに気づくも、発見したその人物に驚きの声を上げるのだった。

科学者が全く必要なかったシーンね。しかもラズロは、ひたすら意味のわからないオタク話を披露しているだけだし。
もう少しまともに見せようとは思わなかったのかしら?思わなかったんでしょうね」

その頃、別行動のカーリーたちは艦内の死体から、生物のサンプルを採集していた。
そこで意味深な言葉を口にするカリーだったが、幸い誰にも声が届かなかった。
メンバーはそのままブリッジに向かうと、早速外部に連絡を取ろうとするも無縁が破壊されて使用できない。
するとブリッジに、トムから生存者を発見したという報告が入る。
トムたちが戻ってくると、生存者の名前が明らかになる。男の名前はマイク。
どうやらカーリーや、カーリーのボディーガード役のドゥームと知り合いらしい
しかしマイクは錯乱しており、何を話しても要領を得ない解答のみだった。

「ここまで来れば、大体のパターンは読めてくるわね。
どうせ、カーリーたちが蠍を作って、軍事利用しようとしたんでしょ?
お決まりの展開だけど、もう少し上手に観せて欲しいわね。あんまり期待しても仕方ないけど」

兵士たちがブリッジを後にすると、残ったのは兵士たちのリーダー、サムとカーリー、そしてマイクだけ。
そこでサムは、カーリーとマイクが恋人同士だったことを聞かされる。だがサムの興味はマイクが何を知っているのかだった。
カーリーの制止を聞かず、何があったのかを聞こうとマイクに話しかけるサム。
しかしマイクは、女王ティアマットの仕業としか答えない。
そしてその頃、何かをしていたラズロが蠍の餌食になっていたのだった。

ラズロが蠍の餌食になるシーンの意味が解らなかったわね。
息絶える直前まで、『蠍の爪は~』とかそんな薀蓄を語ってたのよ。
普通の人間なら悲鳴でも上げるところでしょうけど、そんな簡単なことも思いつかなかったのかしら?」

やがて兵士のひとりも犠牲となり、ついに蠍が攻撃を開始。
銃弾を鋏で防ぎつつ、トムともう一人の兵士、スコットに襲いかかるも、トムがなんとか撃退。
恐ろしいモノを見てしまったトムたちは、すぐにカーリーを問い詰める。
流石に隠せないと感じ取ったらしいカーリーは、相手が核によって遺伝子に異常が発生した蠍であることを告げる。
そしてその数が23匹だと聞かされたサムはトムたちとともに、犠牲になった人々の敵討ちを誓うのだった。

「本当に予想通りの展開だわ。大戦中の核実験が原因だっていうのは予想外だったけど、それでも大体予想通りね。
本当に、上手く観せるつもりがないのかしら?」

一方、ドゥームはご立腹気味。理由は単純、カーリーが裏切ったからだ。
そんなこととは関係なく、サムたちはカーリーから紫外線ライトを受け取る。
蠍の身体にはある種の化学物質があり、紫外線を当てることで視えるというのだ。
海兵隊の名は伊達ではなく、次々と蠍たちを撃ち抜いていくサムたち。
その頃カーリーはマイクに連れられ、振動がないから安全だという部屋に逃げこむ。

「サムたちと蠍の戦闘シーンだけど、蠍の大きさが一定じゃないのに驚いたわ。
生物的に許容範囲とかじゃなくて、明らかにおかしいのよ。
尾が膝のあたりにあったかと思ったら、別の蠍は肩のあたりまであるんだから。しかも尾を伸ばしてるとかじゃなくてね。
せめてそれくらいはどうにかしなさいよね!」

サムたちは着実に奥へと進み、ついに蠍の巣へたどり着く。
そこでメンバーが見たものは、明らかに50匹はいるであろう、大量の蠍だった。
どうやら原子炉のエネルギーで活性化したらしい。そんな時カーリーからの救助要請が入る。
そこで、サムとスコットが彼女のもとへ向かい、トムはドゥームを探すことになった。
あっさりとドゥームを見つけ、後を付けるトム。ドゥームは床に何かを置きながら艦内を徘徊していた
そしてドゥームは一匹の蠍に催眠弾を撃ち込む。どうやら蠍を生捕りにすると大金が貰えるらしい
その様子を見ていたトムは、拳銃でドゥームを牽制するが一瞬の隙をつかれナイフで刺されてしまう。
動けないトムは、そのまま蠍の餌食となってしまうのだった。

原子炉のエネルギーすごいわね。まさか蠍の繁殖能力だけじゃなくて、成長まで活性化させるなんて
ゴジラか何かと勘違いしてるんじゃないの?

カーリーたちと合流したサムは、すぐに救助潜水艦に向かうも、その途中でトムの死体を発見する。
刺されていたナイフからドゥームの仕業であることを確信し、サムたちは復讐を決意する。
やがてクライアントと連絡しているらしいドゥームを発見すると、即座にホールドアップ。
だがその時、大きな蠍が出現しスコットがその犠牲となってしまう。
そしてその混乱の中、ドゥームは逃亡。カーリーたちを先に救助潜水艦に引き上げさせ、サムはドゥームを追うのだった。

どんだけ大きいのよ、あの蠍人と同じくらいあったわよ。しかもCGは適当だし。
多分これがティアマットなんでしょうけど、それなら大きさ以外にも何か特徴を出して欲しかったわね。
鋏が6本あるとかね!どうせ誰も気にしてないんだから」

ドゥームを追いかけるサムは、潜水艦を爆破しようとするが突然現れたドゥームによって阻止されてしまう。
そこから始まる肉弾戦。しかし予想に反してドゥームが優勢だった。
ドロップキックでサムを壁に叩きつけ、銃を取り出し勝利の余韻に浸るドゥーム。
だがその時、どこからとも無く何か液体がドゥーム目掛けて降ってきた
その正体を何故か知っていたサムは、ライターを取り出し点火。ドゥームは燃え上がるのだった。

何か伏線があったとか思うでしょ?ないのよ。本当に突然上から油が降ってきたのよ。
何なのよ、この展開。どうすれば思いつくのよ!?」

カーリーたちは救助潜水艦にたどり着く。だがマイクの様子がおかしい。
声をかけようとカーリーが近づいた瞬間、マイクはカーリーの首を思い切り締める
だがすぐに我に返ると、マイクはひたすら謝る。しかしそんなことを気にしている場合ではなかった。
ふたりの目の前にスコットを殺害した、巨大蠍が登場したのだ。
カーリーの機転で、なんとか逃げることに成功するふたり。
そのまま潜水艦のドッキングを解除し、ふたりはなんとか地獄から逃げ延びる。
と、その時ニューアークが大爆発。ドゥームが仕掛けていたらしい爆弾が爆発したのだ。
これで一安心と、マイクに声をかけるカーリー。しかし、マイクからの答えはない。
なぜなら、そこにいたのは巨大な蠍となったマイクだったもの、だからだ。
そしてカーリーの悲鳴と共に、物語は終焉を迎えるのだった。

「最後のオチが意味不明だったわね。結局ティアマットって何だったわけ?」

本人たちも特に何も考えてなかったんじゃないのかな?ティアマットっていう単語が出てきた回数が3回くらいだし。

「多分、どっちかがティアマットだったんでしょうね。巨大蠍か、マイクのうちの。
でも結局言及されなかったから解らないままだけどね」

まぁ、最後のオチも取ってつけたような感じだったし。本当に何も考えてなかったんだと思うんだよね。

「あと。ラズロの存在価値は何だったの?
この手の映画の場合、こういうオタク系の科学者の知識が解決のきっかけになったりすると思うんだけど」

こういうのがいれば面白くなるんじゃない?って考えた結果だと思うよ。いなくても話は成立してたしね

「そういう無駄なこと考える暇があるなら、もう少しストーリーとか演出とかに気を使えばいいのにね」

というわけで、今回はここまで。また次回お会いしましょう。お相手はJinkと、

「鷺嶋楓でした、ごきげんよう」

 

「正直な話、別に潜水艦である必要も、蠍である必要もなかった映画よ。普通の人が観たら損するわよ」

 

今回の名シーン(?)

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